鉢植えで始めるベランダみかん栽培のススメ

ベランダの鉢植えみかん 果物
ベランダの鉢植えみかん

みかんは日本人にとって馴染み深い果物ですが、自分で栽培するという発想はあまりないかもしれません。しかし、実はベランダでも鉢植えでみかんを育てることができるのです。

この記事では、ベランダでのみかん栽培の方法やメリットを紹介します。ベランダでみかんを育てることで、新鮮なみかんを楽しんだり、緑のある空間を作ったり、自然と触れ合ったりすることができます。ぜひ、鉢植えみかんのベランダ栽培にチャレンジしてみましょう!

みかんの栽培方法をベランダでも実践しよう!育て方の解説

ベランダのみかん

ベランダのみかん

ベランダでみかんを栽培するには、以下のポイントに注意しましょう。

ベランダでのみかん栽培に適した環境は?

みかんは温暖な気候を好む植物ですが、寒さにも強い品種があります。ベランダでの栽培には、日当たりが良くて風通しの良い場所を選びましょう。

冬は霜や雪が降らないように、鉢を屋根の下に移動させたり、防寒シートで覆ったりしましょう。夏は直射日光が強すぎると葉焼けを起こすので、日陰に移動させたり、日よけネットをかけたりしましょう。

ベランダの鉢植え栽培に適した品種は温州みかん

皮をむいたミカン

皮をむいたミカン

ベランダの鉢植え栽培には、小型で実が多くなる品種がおすすめです。その中でも、最もポピュラーなのが**温州みかん**です。温州みかんは、日本で最も多く栽培されているみかんの品種で、甘くてジューシーな味が特徴です

。温州みかんは、寒さにも強くて病気にも強いので、初心者でも育てやすいです。温州みかんの苗木は、園芸店やホームセンターで手に入ります。鉢は、直径30cm以上、深さ40cm以上のものを選びましょう。

ベランダでのみかんの植え付け方法

鉢植えみかんの植え付けは、春から秋にかけてが適期です。鉢には、排水性と保水性の良い土を用意しましょう。市販の培養土や赤玉土などがおすすめです。

鉢の底には、砂利や鹿沼土などを敷いて水はけを良くしましょう。苗木を鉢に入れるときは、根を広げてから土に埋めましょう。根元から5cmほど上に土を盛りましょう。植え付け後は、たっぷりと水やりをしましょう。

ベランダのみかん栽培におすすめの肥料

鉢植えみかんの肥料は、春から秋にかけて、月に1回程度与えましょう。肥料は、有機質肥料や化成肥料などがおすすめです。有機質肥料は、鉢の表面に散布してから水やりをしましょう。

化成肥料は、水溶性のものを水に溶かして与えましょう。肥料は、鉢の縁から5cmほど内側に与えましょう。肥料は、過剰に与えると根が傷ついたり、実が酸っぱくなったりするので、注意しましょう。

ベランダでのみかんの摘果方法

鉢植えみかんは、花が咲いた後に多くの実をつけますが、そのままにしておくと、株に負担がかかったり、実が小さくなったりします。

そこで、摘果という方法を行います。摘果とは、実を間引くことで、残った実の品質を向上させる方法です。摘果は、花が落ちてから1ヶ月以内に行いましょう。摘果の方法は、以下の通りです。

・一つの枝についている実の数を5個以下にする
・枝の先端にある実は残す
・枝の付け根にある実は取る
・大きさや形が悪い実は取る
・実が密集しているところは間引く

摘果を行うと、残った実は大きくて甘くなります。摘果を行った後は、水やりや肥料を適切に与えましょう。

ベランダで育てたみかんの収穫時期

無農薬みかん

無農薬みかん

鉢植えみかんの収穫時期は、品種によって異なりますが、一般的には**11月から2月**にかけてです。みかんは、完熟すると自然に落ちるので、それを目安にしましょう。

みかんは、鉢から外しても熟さないので、色や香りが良くなるまで待ちましょう。みかんは、枝から切るときは、ハサミやナイフを使って、茎を残して切りましょう。茎を残すと、みかんの鮮度が長持ちします。収穫したみかんは、冷暗所に保管しましょう。

ベランダのみかん鉢植え栽培における病害虫対策

・病気には、そうか病、灰色かび病、黒点病、褐色腐敗病、かいよう病などがあります。これらの病気は、発生の初期段階で抑えることが重要です。病気の種類に合わせて、デラン、ストロビー、ナリア、マンゼブ水和剤、無機銅剤、レーバスなどの薬剤を散布します。¹
・害虫には、果樹カメムシ類、チャノキイロアザミウマ、ミカンサビダニ、マルカイガラムシ類などがあります。これらの害虫は、飛来や発生の時期に合わせて、テルスター、マブリック、サンマイト、ダニカット、コテツ、マッチ、ハチハチ、アルバリンなどの薬剤を散布します。
・防虫ネットや光反射マルチなどの物理的な対策も有効です。

以上が、ベランダのみかん鉢植え栽培の病害虫対策になります。

ベランダでもできる!鉢植えみかんの剪定方法を学ぼう!

収穫が近い鉢植えみかん

収穫が近い鉢植えみかん

鉢植えみかんは、剪定という方法を行うことで、より健康に育てることができます。剪定とは、枝や葉を切ることで、植物の形や強さを整える方法です。剪定を行うと、以下のような効果があります。

・光や空気の通りが良くなります。剪定を行うことで、枝や葉が密集しすぎるのを防ぎます。光や空気が十分に当たることで、植物の光合成や呼吸が促進されます。光や空気が通ることで、病気や害虫の発生も抑えられます。
・果実の品質が向上します。剪定を行うことで、植物の栄養が適切に分配されます。栄養が実に集中することで、実の大きさや甘さが増します。また、剪定を行うことで、枝の重みに耐えられる強さがつきます。枝が折れたり垂れたりするのを防ぎます。

ベランダの鉢植えみかんの剪定方法

鉢植えみかんの剪定は、春から夏にかけてが適期です。剪定の方法は、以下の通りです。

・枯れた枝や病気になった枝は、根元から切り取ります。
・枝が交差しているところや内側に向かって伸びているところは、切り取ります。
・枝の先端を少し切ることで、枝分かれを促します。
・枝の長さを均一にすることで、植物のバランスを整えます。
・葉が多すぎるところは、間引きます。

剪定を行うときは、ハサミやナイフを消毒してから使いましょう。切り口には、剪定ワックスや木工用ボンドなどを塗って、傷口を保護しましょう。剪定後は、水やりや肥料を適切に与えましょう。

【ベランダでの鉢植えみかんの育て方】植え付けと管理方法まとめ

鉢植えみかんの植え付けと管理方法は、以下の通りです。

・鉢は、直径30cm以上、深さ40cm以上のものを選びます。
・土は、排水性と保水性の良いものを選びます。
・植え付けは、春から秋にかけて行います。
・水やりは、土の表面が乾いたら行います。
・肥料は、春から秋にかけて、月に1回程度与えます。
・摘果は、花が落ちてから1ヶ月以内に行います。
・収穫は、11月から2月にかけて行います。
・剪定は、春から夏にかけて行います。
・定期的に観察し病害虫にも注意する

みかんの鉢植えをベランダで育てるメリットとは

みかん農園

みかん農園

ベランダで鉢植えみかんを育てると、以下のようなメリットがあります。

ベランダの鉢植えみかんは移動がしやすい!

鉢植えみかんは、鉢に入っているので、移動がしやすいです。季節や天候に応じて、ベランダの場所を変えたり、室内に入れたりすることができます。

また、鉢にキャスターをつけると、移動がさらに楽になります。キャスターは、園芸店やホームセンターで購入できます。キャスターをつけるときは、鉢の底に穴があることを確認しましょう。穴がないと、水はけが悪くなって根腐れの原因になります。

ベランダでの鉢植えみかんは実りが早い!

鉢植えみかんは、地植えに比べて早く実をつけます。地植えのみかんは、植え付けから5年以上かかって実をつけることが多いですが、鉢植えのみかんは、植え付けから2年程度で実をつけることができます。

鉢植えのみかんは、根が鉢に収まることで、成長が抑制されるため、早く実をつけるようになります。鉢植えのみかんは、小さくても美味しい実を楽しむことができます。

ベランダでの鉢植えみかんのその他のメリット

鉢植えみかんは、ベランダで育てることで、その他にも以下のようなメリットがあります。

ベランダに緑のある空間を作ることができます。みかんの葉は、常緑で光沢があり、美しいです。みかんの花は、白くて香りが良く、春の訪れを感じさせます。みかんの実は、色鮮やかで食欲をそそります。ベランダにみかんを置くことで、自然の恵みを感じることができます。
・ベランダで育てたみかんを自分で食べることができます。ベランダで育てたみかんは、新鮮で甘くてジューシーです。市販のみかんにはない、手間ひまかけた味がします。ベランダで育てたみかんは、自分だけの特別なご褒美になります。
・ベランダでみかんを育てることで、植物の生命力に触れることができます。みかんを育てることで、植物の成長の過程や季節の移り変わりを目の当たりにすることができます。みかんを育てることで、植物の世話をする楽しさややりがいを感じることができます。

最後に

この記事では、ベランダでの鉢植えみかん栽培の方法やメリットを紹介しました。アパートやマンション暮らしで、庭や土地がなくてもみかんを育てることができます。

少しのスペースでも家庭菜園は楽しめるので、ぜひおいしいみかんを育ててみてください。この記事がお役に立てば幸いです。

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