みかんの皮についたワックス・農薬を落とす方法

積まれたみかん 果物

みかんは、日本の冬の定番フルーツです。甘くてジューシーなみかんは、ビタミンCや食物繊維が豊富で、風邪予防や便秘解消にも効果的です。しかし、みかんの皮には、ワックスや農薬が付着していることがあります。

これらの物質は、みかんの鮮度や見た目を保つために使用されていますが、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。そこで、この記事では、みかんの皮についたワックスや農薬を落とす方法を紹介します。

みかんの皮とワックス・農薬について

みかん農園

みかん農園

まず、みかんの皮についているワックスや農薬がどんなものか説明します。

みかん皮がピカピカなのは天然成分?

みかんの皮がピカピカしているのは、天然のワックスと呼ばれる成分が含まれているからです。このワックスは、みかんの皮から分泌される油脂で、みかんの水分や栄養素を逃がさないようにする役割を果たしています。

また、このワックスは、みかんの香りや風味を高める効果もあります。このワックスは、人体に無害で、むしろ抗酸化作用や抗菌作用があると言われています。ですから、天然のワックスが付いたままのみかんの皮を食べても問題ありません。

みかんの皮に人工ワックスを利用するケース

しかし、みかんの皮には、天然のワックスだけでなく、人工的に加えられたワックスも存在する場合があります。これは、みかんの収穫後に、輸送や販売の過程で、傷やカビなどの防止や、見た目の向上のために、ワックスを塗布することがあるからです。

このワックスは、食品添加物として認可されているもので、人体に有害な成分は含まれていないとされています。しかし、このワックスは、天然のワックスと違って、みかんの香りや風味に影響を与える可能性があります。また、このワックスは、水洗いでは落ちにくいという特徴があります。

みかんの皮についた農薬・ワックスを落とす方法

皮をむいたミカン

皮をむいたミカン

次に、みかんの皮についたワックスや農薬を落とす具体的な方法についてご説明します。

皮についた人工ワックスを落とす方法

みかんの皮に人工ワックスが付いているかどうかは、見た目や触感で判断することができます。人工ワックスが付いているみかんの皮は、光沢が強く、ツルツルとした感触があります。また、爪でこすってみると、白い粉が出てきます。このようなみかんの皮には、以下の方法で人工ワックスを落とすことができます。

・熱湯につける
:みかんの皮を熱湯に10秒ほどつけてから、水で洗い流します。熱湯によって、ワックスが溶け出して落ちやすくなります。ただし、熱湯につける時間が長すぎると、みかんの皮が痛んだり、みかんの中の水分が減ったりするので注意が必要です。
・食用酢につける
:みかんの皮を食用酢に10分ほどつけてから、水で洗い流します。食用酢には、ワックスを溶かす作用があります。また、食用酢には、殺菌作用もあるので、農薬も同時に落とすことができます。
・ナトリウム重炭酸につける
:みかんの皮をナトリウム重炭酸に10分ほどつけてから、水で洗い流します。ナトリウム重炭酸には、ワックスを除去する作用があります。また、ナトリウム重炭酸には、中和作用もあるので、農薬の残留量も減らすことができます。

皮についた農薬を落とす方法

みかんの皮には、ワックスだけでなく、農薬も付着している可能性があります。農薬は、みかんの栽培や保存の過程で、害虫や病気などの防止のために使用されています。

農薬は、人体に有害な成分を含む場合があります。また、農薬は、水洗いでは落ちにくいという特徴があります。そこで、以下の方法で農薬を落とすことができます。

・塩水につける
:みかんの皮を塩水に10分ほどつけてから、水で洗い流します。塩水には、農薬を分解する作用があります。また、塩水には、殺菌作用もあるので、ワックスも同時に落とすことができます。
・レモン汁につける
:みかんの皮をレモン汁に10分ほどつけてから、水で洗い流します。レモン汁には、農薬を分解する作用があります。また、レモン汁には、ビタミンCやクエン酸が含まれているので、みかんの皮の色や香りを保つことができます。
・石鹸水につける
:みかんの皮を石鹸水に10分ほどつけてから、水で洗い流します。石鹸水には、農薬を溶かす作用があります。また、石鹸水には、洗浄作用もあるので、ワックスや汚れも同時に落とすことができます。

参考動画:【論文より】レモンの残留農薬・ワックスを落とす方法!レモンの洗い方。

使用果物はレモンですが、みかんも同じ方法で残留農薬やワックスを落とすことができます。

海外産はもちろん、国内産であっても農薬は使って栽培されていますので、体に有害なものは取り除いた状態で、美味しくレモンを頂くお手伝いができればと思い、解説しました^^ ぜひお試しください!

ノー人工ワックス・無農薬のみかんがベスト

無農薬みかん

無農薬みかん

みかんの皮についたワックスや農薬を落とす方法を紹介しましたが、やはり、ワックスや農薬が付いていないみかんがベストです。ワックスや農薬が付いていないみかんは、自然な色や香り、味が楽しめます。

また、ワックスや農薬が付いていないみかんは、皮をそのまま食べることができます。みかんの皮には、ビタミンCやポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれています。みかんの皮を食べることで、美肌や免疫力の向上などの効果が期待できます。

ワックスや農薬が付いていないみかんの見分け方

・ラベルを確認する
:みかんのパッケージには、ワックスや農薬の有無が表示されています。ノーワックスや無農薬と書かれているものを選びましょう。
・皮の色や質感を見る
:ワックスや農薬が付いていないみかんの皮は、自然なオレンジ色で、ややくすんでいます。また、皮の表面には、小さな凹凸や毛穴が見られます。ワックスや農薬が付いているみかんの皮は、鮮やかなオレンジ色で、光沢があります。また、皮の表面は、滑らかでつるつるしています。
・皮の匂いを嗅ぐ
:ワックスや農薬が付いていないみかんの皮は、みかん独特の甘い香りがします。ワックスや農薬が付いているみかんの皮は、化学的な匂いや、香料のような匂いがします。

最後に

みかんは、冬の美味しいフルーツです。しかし、みかんの皮には、ワックスや農薬が付着していることがあります。これらの物質は、みかんの鮮度や見た目を保つために使用されていますが、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そこで、この記事では、みかんの皮についたワックスや農薬を落とす方法を紹介しました。また、ワックスや農薬が付いていないみかんを見分ける方法も紹介しました。みかんを食べるときは、ワックスや農薬の有無に注意して、安全に楽しみましょう。

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